光る君へ 18 岐路

わずか7日で退場、7日関白となった道兼様。

「よくぞ死んでくれた」

「父上がお守りくださったのですよ」

最初は正義に思えた道隆家だが、天下をとるや地がですぎ。聡明なたかこ様も息子の暴言を嗜めるでもなく亡き夫を大絶賛。兼家が遺言した家のため、の解釈違いで内裏の財を食い尽くすばかり。表の道を託された道隆だったが、穢れ汚れにまったく関わってこなかったボンボンに政は無理だったようですぞお父上。

大納言以上の公卿は死に絶えた。道長か伊周(これちか)か。「あの人…人気がないんだ…」まひろの哀れみ笑った。

しかし御母堂の決死の訴えが効いたのか、帝は道長を選びとり、5割の打率を外す伊周。荒れに荒れて、中宮定子に当たり散らす。「御子を産め!御子を産め!早く御子を産めェェェ!」これで人類の半分から支持を失ったでしょう。実母とリラックス、お久しぶりに気を許した笑顔の倫子様。お菓子ぽりぽりも和みます。この結婚は大勝利であったと母子で語らいながら「不承知。不承知」人語りのみで存在感をあらわす先の右大臣様に笑った。