九月歌舞伎(秀山祭)

もううっかり十月だが九月の歌舞伎座、昼公演について書き留める。九月は伝統的演目揃いで安定感ある。

 

金閣寺

桜花の吹雪が幻想的でほおっとなる。掃除衣装のことは考えない考えないと思ってもあれで次幕は間に合うのかなと気になるくらいの大掛かりな桜散らし。これでもかこれでもかと降ってくる。その桜の花弁を集めて縛られながら足で鼠を描くと、鼠が縄を食いちぎって助けてくれるという摩訶不思議な物語。鼠どうやるのかな、棒かなと思ったらそのまま棒人形で動かしていたのが良かった。

桜吹雪のダイナミズムと、黒子が動かす人形のコケティッシュ。CGでは表せない興である。

 

 

階段半分降りて丸の内。