名探偵コナン 黒鉄の魚影

魚影と書いてサブマリン。

近年、めきめきと興行で数字をあげているコナン映画。最近のコナン映画は面白いと聞き、去年見に行って古谷ーーーー!!ってなった。まんまと捕獲された。幼少時にテレビで見たコナンと違い、知らん人がいっぱいいた。この1年で黒ずくめの組織や国際組織の新メンバーをあれこれ履修して今作に臨む。古谷はあんまりでてこないけど赤井はわりと出番あった。

初期の頃のややもすると神経質で緻密な推理、トリックは鳴りを顰め、ここ数年は登場人物たちが天才だからの一言で謎が片付いてしまう荒さがある。もはやミステリ映画と言いづらいのだけどはちゃめちゃパニック映画としては完璧だ。とにかくハリウッド仕立てではちゃめちゃにスターキャストが活躍するのである。

昔は工藤新一の声があんまり好みではなかったのだけどあれは癖になるというか今ではもっと登場させれ、と切に願うほどだ。キッドがいて良かった。登場回数が増えるから。犯沢さんが「特徴的なイケボ」と表現していたけど、ほんとそう笑。

黒幕シリーズもクライマックスの兆しあり。今作で黒ずくめの組織のボスにも近づくのかと思いきや、そんなにリーチ深くなかった。いったいボスは誰なのか。いちばん怪しい阿笠博士=ボスは公式で否定されている。私はいまんとこ目暮警部だと思うんだけど(メグレ警視は酒飲みである)、ファン予想見てたらアポトキシン飲んだ光彦説があって笑った。たしかにあいつは小1のくせに世の中を知りすぎている。